あの人がきらきら眩しくて、それに比べて自分には何もないと感じているあなたへ

フリーランスの春の恒例行事、確定申告。私も先日なんとか申告書作成を終え、税務署に行って確定申告を済ませてきたわけですが、ひとりで黙々と確定申告作業をしていると、昨年の仕事の振り返りができるのか、反省点が見えてきて、今年はもっとこうしよう!と前向きな気持ちになります。

昨年は、子どもたちがある程度大きくなって私がアクティブに動けるようになり、そのタイミングで国内・海外あちこちに行く旅仕事をいただけたので、毎月のようにどこかに取材旅行に行っていた気がします。旅が好き、書くことが好き、写真を撮ることが好きなので、旅ライター・旅ブロガーの仕事は本当に楽しんでやることができています。

先日、仲の良い友達2人から、「実は去年は、ayanさんが好きなことを仕事にして、どんどん外へ出て行っているのが眩しかった。」といわれて、少し驚きました。

というのも、私から見たら彼女たちもそれぞれ私にない専門分野を持っていて、小さいお子さんを育てながらしっかり仕事もして、稼いでいて、キラキラ見えていたから。

彼女たちにあって私にはないものに目を向けるたびにコンプレックスを感じてたくらいなのに、そんな彼女たちからは私が眩しく見えていた(私と自分を比べて多少なりとも凹んでいた)というのが、何だか不思議に思えたのです。

確かに、昨年から、それまでに比べて仕事の内容がぐっと広がっていて、より好きなことを仕事にできている満足感はあります。さらに、仕事で関わっている人たちも素晴らしい人たちばかりで、こういう人たちと仕事ができて私は恵まれているな、運がいいなとも思っています。

それでも、収益面だけを見ると(独身の頃の会社員時代よりも多いとは言え)、3〜4年前の最盛期に比べると下がってしまっているので、順風満帆とはいえません。

人の価値は収入だけで判断できるものじゃないとわかっているのに、どうしたことか、そのものさしは自分に対しては狂いやすくて、収入が減ると自分の価値が目減りしたように感じてしまうことがあります。

いろいろうまくいってそうに見える人、キラキラして見える人、好きなことや得意なことを仕事にして精力的に活動している人も、外から見える姿と、その人が自分自身をどう捉えているかは別物なんですよね。

あの人がきらきら眩しくて、それに比べて自分には何もない……。

あなたがそんなふうに感じているとしても、もしかしたら、”あの人”もあなたのことをそう思っているかもしれません。事実、私が「あの人はきらきら眩しくて、それに比べて自分は……。」と思っていた友人が、私のことを眩しく思っていたのですから。

(そして、私が彼女たちに「私もあなたたちを眩しく思って、それに比べて自分は……と思ったことがあることを話すと、「意外!」と言われました。)

”きらきら眩しい”の裏には、いろんな心理が隠れています。

「自分にはあの人みたいに好きなこと・得意なことがない」

「あの人みたいに稼いでいない」「あの人みたいに自由に動けない」

「自分のやっていることに価値や意義を感じられない。」

「あの人みたいに影響力がない」

「あの人みたいに社交的じゃない」

「あの人みたいに運がよくない」

数え上げればきりがありませんが、人と比べて自分にないものを数えていっても仕方ないんですよね。仕方ないというか、終わりがない。どこまでいっても自分にない何かを持っている人が必ずいます。

料理が得意なAさんが、裁縫が得意なBさんを見て、「裁縫が上手にできていいな。」と思うのは良いけれど、「Bさんみたいに裁縫ができない私には価値がない。」って思うのはばかばかしい話です。だって、せっかくの「料理が得意」といういいところ(自分の得意)ではなく、自分にないものにだけ焦点を当てているのですから。

例え話だとスッと理解できることも、自分のことになると、みんな「できること」を見ずに、「できないこと」ばかり見てしまいがち。料理が得意なAさんも素晴らしいし、裁縫が得意なBさんも素晴らしい。人にはそれぞれ役割があるんですよね。

なぜ、人は自分に「できること」を見ずに、「できないこと」ばかり見てしまうのか。

それはたぶん、多くの人が、「自分にできることはたいしたことではなく、こんなのは誰にでもできること(だから自分はすごくない)。」と思っているから。

本当は誰にでも簡単にできることなんかじゃなくても、自信がない状態だと、無意識に「私にできるくらいなんだから、こんなのはたいしたことじゃない」「もっとうまい人がいるんだから、それに比べれば私なんて。」と、こじらせていってしまいます。

私の友人のひとりに、とてもデザインセンスがよく、HTMLやCSSに詳しくて素敵なウェブページを作ることができる女性がいるのですが、彼女は英語があまり得意ではありません。あるとき、彼女が仕事関係で海外の会社から英文メールをもらいました。普段は自動翻訳ソフトで対応しているそうなのですが、そのメールの本文を自動翻訳しても何が何やらわからない日本語になってしまう……。

それで、私(ayan)がある程度英語ができることを知っていた彼女は、申し訳なさそうに私にその英文メールに何が書かれているのかを聞いてきました。それほど難しい英文でもなかったので、それをざっと訳して彼女に渡したところ、ものすごく喜んでくれたんです。「こんなこと(日本語訳)ができるなんて、本当にすごい!」と。

私にしてみたら、私が何時間もウンウンうなっても解決できないCSSの問題を、ものの数分で解決してくれる彼女の能力のほうが、ずっとすごく見えるのに、彼女には私の英語能力のほうがすごいというのです。

「自分にできることはたいしたことではなく、こんなのは誰にでもできること」という心理が私にも彼女にも働いていたことがわかって、思わず笑ってしまいました。どっちがすごいとか、そういうことではありません。

彼女にはHTMLやCSSの知識があり、センスの良いウェブページデザインができる。

そして、私は(それだけで食べていけるレベルではないにせよ)英語ができる。

驕る必要はないけれど、自分にできることを過小評価して、「自分には何もない。」とか「自分は特別なことは何もできない。」なんて思う必要はないですよね。

自分の得意なことを生かして、誰かの役に立てることは嬉しいこと。自分に価値を感じられるし、人に認められたり感謝されたりすることは自信につながります。

最初は小さな「得意」でも、水をあげ養分を与えれば、どんどん成長できるんです。

自分の中にある「得意」を見つけ、それに価値があることを自分でちゃんと認めて、それを伸ばしていけたら、今よりももっと自分に自信が持てるはず。

それは、ある日を境にポーンと変わるようなものではなく、自信を持てるようになったり、また自信を無くしたり、揺れ続けるものかもしれないけれど、多少上下しつつも、高値安定ができれば、人と比べて凹むことも減っていきます。

私も決していろんなことに自信があるわけではありません。でも、フリーランスを長く続けていると、落ち込んだ自信をなんとか回復させないといけないシーンも何度も経験していて、少しはその「落ち込んだ自信の回復のさせ方」も身につきました。

自信をなくしたり人と比べて凹んだりすることをゼロにはできないかもしれないけど、それを前向きなパワーに変えていくことは可能です。きらきらして見える”あの人”も、自信に満ち溢れているのではなく、必死に頑張っているのかもしれません。

”きらきら”の裏には、たいてい地味で目立たない、泥くさい努力があるものですから。

どうしたら自信を持てるの? どうしたら自分のことを認められるの?

 

私の中の得意を集めて、もっと自由に暮らす、働く。

2017年4月19日(水)に東京・渋谷で尊敬する大好きな友人であるmicaさん、mocaさんとともに、女性向けのセミナーを開催します。おふたりも私もフリーランスで働いており、過去にセミナーに呼ばれて前で話した経験はあるものの、自分たちでゼロからイベントを作り上げるのはこれが初めて。

セミナーは以下の3部構成となっています。

・第一部*好き&得意を集めて伸ばして仕事にする方法(ayan)

・第二部*好きを仕事にするための等身大の自己ブランディング(mica)

・第三部*SNSやブログでも活用度が高いおしゃれ写真の撮り方(moca)

それぞれの部の詳しい内容は「私の中の得意を集めて、もっと自由に暮らす、働く。」セミナー案内ページをご覧ください。

当初は昼の部だけの開催予定だったのですが、告知直後から予想以上のお申し込みをいただいたため、急きょ二部制に、夕の部を設けました。3/10現在、昼の部はすでに定員の30名が埋まって満席となってしまっていますが、夕の部はまだ席があります。

講師3人とも長いフリーランス経験で得た知識やノウハウをできる限り盛り込みたいと思っていますので、「好きなことや得意なことを仕事にしたい」と考えている女性の方(男性もOKですが、内容的には女性向きになります)の参加をお待ちしています。

▼セミナー詳細はこちら

私の中の得意を集めて、もっと自由に暮らす、働く。

 

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