ブログとは違う考え方と作り方を学べる本! ミニサイトをつくって儲ける法

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同じことをしているのにうまくいかなくなってきた?

何年も、あるいは十何年もブログを書き続けているブロガーさんの中に「あれ、なんだか最近うまくいってない? 新しい記事は書き続けているのに、PVも収益もじわじわ下がってきてしまっている…」と感じている方は、少なくないのではないでしょうか。

恥ずかしながら、私もその一人。十数年ブログを更新し続け、気付けば投稿記事はゆうに1,000を超え、(実際は1,600記事以上ありましたが、今は少し整理して1,200記事ほどになっています)、カテゴリ数も膨大になっていました。

書くことは大好きで、楽しい。自分が「これはいい!」「みんなに教えたい」と思った情報をブログ記事にして発信し、それが誰かの役に立ち、誰かの心を動かし、誰かに感謝されることは、とてもやりがいのあることです。

文章も、写真も、ブログを始めた初期のころに比べればずいぶん上達したと思います。それなのに、前と同じことをしても、PVも収益も以前のような結果はついてきません。そう強く感じるようになったのは、ここ2年(2014~2016)ほどのこと。

ずいぶん悩みました。私がサイトやブログ運営による収益を得るようになったのは2004年、運営を始めて比較的すぐでした。それから10年近く、マイペースではありましたが収益はずっと右肩上りで推移してきたので、自分を取り巻く状況の変化をなかなか受け入れることができませんでした。

なぜ? 自分には何か気付かない致命的な欠陥があるのだろうか。頑張りが足りないんだろうか。もう私は、人に提供できる価値あるものを生み出せないんだろうか…。

そんなふうに「自分の何が悪かったのか」を考えつづける作業は、とても後ろ向きです。書く仕事、ネットで発信する仕事が楽しいということは変わらなかったのですが、要するに自信をなくしてしまったわけです。

収入だけで人の価値を測ることはできませんが、自分自身のこととなると、収入が半分になったら自分の価値も半分になったような錯覚さえ覚えます。

「こんなのって私だけなのかな…」

「私にはもう価値はないのかな…」

そんなふうに凹んでいたのですが、あるとき、周りのブロガーさん・レビューブロガーさんに話を聞いてみると、どうやらそれは私の身にだけ起こっていることではない、と気が付きました。

ここ1~2年、今までと同じことをやっているのにうまくいかない、何かが変わり始めている、そう考えている人たちが思っている以上に多かったのです。

 

急速に変化するネットの世界

もちろん、今までだってネットの世界は変化し続けてきました。しかし、ここ1~2年(というのは私の体感なので、実際にはもっと前からなのかもしれませんが…)の変化はあまりにも急速で、目まぐるしいもののように感じます。

その理由のひとつは、ブログ(レビューブログ)が増えすぎたこと。ある知人はこれを「飽和状態であり、頭打ち」と表現しました。増えすぎれば、個々の価値は低下します。そして、価値が変われば、人々の行動は変わります。

さらに、かつてブログに情報を求めていた人たちや若い世代の人たちが、ソーシャル(Facebook、Twitter、Instagram、LINE等々)に情報を求め、それで事足りるようになってしまっている部分があることも、一因でしょう。

体感でしかありませんが、ネットに関わる仕事をしているのなら、ネットの世界がこうも大きく変わり始めているとき、自分が変わらないでいることは”リスク”です。

一般的に「変わること」は「変わらないこと」よりもリスキーだと思われがちですが、もはや「変わらないこと」が安泰を保証してくれるとは言えなくなりました。

これまでのやり方でうまくいかなくなってきたと感じているなら、これまでとは違う方法を探し、実践してみることも必要だと思うのです。でも、いったいどうしたら…? いわゆるホームページ型サイトの時代を知らず、更新型・日記型のブログしかしたことがない人には、”これまでとは違う方法”が何なのかわからないかもしれません。

その方法のひとつを提示してくれるのが、和田亜希子さんのがこのたび出版された書籍『ほったらかしでも月10万円! ミニサイトをつくって儲ける法』です。

 

『ほったらかしでも月10万円! ミニサイトをつくって儲ける法』

『ほったらかしでも月10万円!』『儲ける法』というタイトルのせいで、誤解をする方もいるかもしれませんが、この本はいわゆるマネタイズのための本ではありません。(※本のタイトルは出版社の意向で決まるため、著者と言えども決められないそう。)

ではなんの本かというと、「ミニサイトづくり」の本です。和田さんは、WADA-blogという人気ブログを運営するブロガーでもあり、同時に自ら「ミニサイトづくり職人」と名乗り、2008年ごろから複数のサイト群を運営し、生計を立てている女性。

私がネットの世界で知り合った人の中に、強い憧れと同時に「この人には一生かかっても敵わない」と感じる人が何人かいますが、和田さんはその一人です。

ミニサイトとは?

この本のタイトルにもなっている「ミニサイト」について。実際「これがミニサイトだ」という定義はないものの、本の最初のほうで説明されているミニサイトの特徴を引用します。

ミニサイトの特徴
1. 絞り込んだニッチテーマ
2. コンパクトサイズ
3. 全体設計かっちり

 

つまり、ミニサイトとは、特定の(ほどよく絞り込みをした)テーマで、5記事~数十記事程度のコンパクトサイズで訪問者が知りたい情報を短時間で探し、理解&満足できるサイトのことであり、ブログのように更新を前提とするものではなく、最初からゴール(全体の設計図)を想定して作れるサイトです。

小規模の「完結型サイト」と言い換えてもよいかもしれません。

私を含め、女性の方にはこうした「最初に全体の設計図を作り、それに従って作り込む」スタイルが得意ではない方が多いように感じます。また、性別に関係なく、ブログ以前のいわゆるホームページ(HTMLサイト)作成を経験したことのない人、ブログしか作ったことのない人にとっては、更新を前提としない「全体設計かっちり」のサイト作成は、理解しづらいでしょう。

 

そんな方に、実践的なミニサイトの作り方・考え方をとても丁寧に教えてくれるのが、この『ミニサイトをつくって儲ける法』です。

「実践的なミニサイトの作り方・考え方」と書きましたが、「作り方」と「考え方」は車の両輪のようなもので、どちらが欠けても前に進まないものだと私は思っています。具体的な手順だけでコンセプトが抜け落ちていてはダメだし、考え方だけでも一歩を踏み出せませんから。

ブログであれば、無料ブログにアカウントを開設して、あるいはドメインを取得してレンタルサーバーを借りて、Wordpressの簡単インストールをすれば、思い立った数十分後には文章を書きはじめることができるでしょう。でも、それでは、今までと同じ。

「どんな人・どんなニーズに向けたどんなサイトを作ればいいのか?」「そのテーマについて知りたい人が訪問してくれたとき、どんな情報がどれだけあれば満足してもらえるのか。」

こういったことを最初に考え、イメージを固める必要があります。そのための「考え方」であり、「テーマの選び方」「ニーズのすくいとり方」といったことから、どういう「価値の提供」ができるのか・・・最初の考え方(構想)が肝心です。

以前、視点の違いで作り出せるものは変わる! 新たな視点を獲得する方法という記事の中で、a-ki氏の『情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論』という電子書籍を紹介したときに、ブログ型が「木を植えていたらいつの間にか森になりました」だとすれば、完結型は「森を作るために木を植える」イメージと書きましたが、ミニサイトにも同じことがいえると思います。

小さな森であっても、最初からどんな森を作るのか考えて木を植える。これがポイントです。(補足すると、必ずしも情報サイト=ミニサイトではないでしょうが。)

 

いわゆるサイト運営、ブログ運営、マネタイズの本はたくさんありますが、この本は「作り方・考え方」の両方をしっかり丁寧に解説してくれる稀有な本だと思います。

この本を読んだからと言っていきなり誰もが月10万円稼げるようにはならないでしょう。「手っ取り早くお金だけ稼げればいい」という人にも多分向きません。

でも、「今までみたいにブログをしていくことに限界を感じている」「変わりたい、でも、どう変わればいいの?」「がんばりたい、でも、どう頑張ればいいの?」ともがいているひとには、たくさんのヒントを提示し、そして背中を押してくれる一冊になることでしょう。

しんどいのは、「頑張ること」ではなく、「頑張り方がわからないこと」。いままでブログを続けてくることができた人なら、どっちに向かえばよいかの道しるべさえ見つけられれば、きっと頑張れるはずです。

(余談ですが、和田さんは「人をその気にさせる」のがとても上手な女性です。とてもすごい人なのに、ちゃんとこちらと同じ位置まで降りて来て、背中を押してくれるような。和田さんと話していると自分の考えや経験が”価値あるもの”に思えてきます。)

自分の経験や知識から生まれた情報に価値を与え、ネットを通してどこかのだれかの役に立てることを喜びだと感じられる人にとっては、ミニサイト作りは、とても達成感を持てるライフワークにもなるでしょう。

特に、無料ブログからスタートした人・日記型(更新型)ブログしかしたことのない方にとっては、新たな視点の獲得にものすごく役立つはずです。

(※ただし、とても分かりやすくはありますが、腑に落ちるまで理解するには、何回か読み込む必要があると思いますが。)

 

完結型サイトがよくて、ブログはダメなの?

ここまで読んでくださった方の中に「つまり、これからは完結型サイトがよくて、ブログ・レビューブログはもうだめなの?」と思われた方がいるかもしれません。

でも、それはちょっと違います。

ブログにはブログの良さがあり、ミニサイトを含む完結型サイトには完結型サイトの良さがあります。どちらが優れていて、どちらが劣っているというものではありません。

レジャーとして一日遊びたい人には大きなウォーターパークが良くても、仕事帰りに短時間体を動かしたい人には近所の25メートルプールしかない市営プールが最適。ウォーターパークと市営プールのどちらが優れている、というものではないでしょう。

更新型ブログと完結型サイト、それぞれの特性を知っていれば、使い分けることができます。ウォーターパークと市営プールの両方の存在を知っていれば、目的に応じて使い分けられるように。両方の特性を知り、使い分けることが肝心です。

私自身、ブログが大好きで、もう10年以上続けているメインブログは自分の分身のようにさえ感じています。気に入った商品のレビューを書いたり、あるいは記事広告を受けたり・・・。自由度が高く、懐の広い”いろいろなものをぽいぽい放り込めるカゴ”のような存在であるブログには、”完結型サイト”にはない可能性もたくさん!

ファン(リピーター)を持つことができ、ある商品を紹介したらその日から数日の間にかなりの成果が出る(売れる)、なんてのもブログならでは。

さらに、私の場合はブログがベースになって、現在WEBライターと言う仕事もさせていただいています。ブログのおかげで初めて会う人にも私自身のことを知ってもらえてる、知ってもらいやすい、というのも大きなメリット。

 

一方で、「更新してナンボ」のブログにだけエネルギーを注ぎ込み、収益を依存するスタイルには限界も感じています。だからこそ、「ブログではなく、完結型サイトを!」ではなく、「好きなブログを続けるために、完結型サイトも!」と思うのです。

欲張りかもしれませんが、「完結型サイトと更新型ブログのハイブリット」が私の目指すスタイル。そして、ミニサイトはそれを実現するための現実的な方法のひとつと言えます。

作成して、手を離すことができるミニサイトが毎月収入を生み出してくれたら、新たにサイトを作ることもできるし、好きなブログの更新に時間を費やすこともできます。これって「ブログが好き!」という人にとって素晴らしいメリットだと思いませんか。

『ほったらかしでも月10万円!ミニサイトをつくって儲ける法』は、2016年9月29日の発売早々、品切れが起こったり(現在は増刷がかかっているそうです)、かなり人気の様子。

ちなみに、私もこの本の中のコラムでインタビュー&座談会に登場しています。(ということで、この本を著者の和田さんよりいただきました、ありがとうございます。)

サイト運営の携わっている人、ブログを続けてきたけれど前のようにうまくいかなくなっていると感じている方、そしてこれからサイトを作ってみたい方、とてもおすすめできる一冊なので、ぜひ手に取って見てください。

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