Google AdSense マネタイズの教科書[完全版] #のんくら本 を読んだ感想

 

「ayanさんってブロガーなんですか? アフィリエイターなんですか? ライターなんですか?」 先日お会いした方にそう聞かれ、うまく答えられなかった私。

アフィリエイターというよりはサイト運営者といったほうがしっくりきますが、まぁ、ブロガーであり、アフィリエイターorサイト運営者であり、ライターでもあるというのが現在の私の実情です。

(収入の内訳は、アフィリエイト、アドセンス、記事広告、原稿料、そのほかに細々いろいろ。昨年は初心者向けアフィリエイト本の監修をして監修料をいただいたり、ブロフェスに登壇して謝礼をいただいたりもしました。)

収入源が分散しているとはいえ、その総額は決して大きいわけではありません。ネットの世界には桁違いにすごい人がたくさんいますからね……。

ただ、たくさん稼いでいるわけではないけれど、ネットで食べてべていけるレベルの収入を15年に渡って得ているのは事実なので、「細く長く継続する」ことはできていると言ってもよいのではないかと思います。

さて、私はサイト運営が15年目なら、Google AdSenseも15年目です。その昔、アドセンス報酬は米ドル建ての小切手で支払われ、それを名古屋のシティバンクに持っていって日本円の現金にしてもらっていました。(古い話だ…)

のんくらさんのアドセンスセミナー

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

 

そんな歴だけは長い私ですが、2016年7月に参加したクローズドのセミナーと、セミナー後に開催された数回のワークショップが、大きな転機となりました。

そのセミナーこそが、のんくらさん主催の「10年先も生き残るためのアドセンス戦略セミナー」です。セミナーの感想は「行動すれば「つなぎ目」は作れる、そこから先は”自分次第”なのがフリーランス」の記事に書いたので、興味のある方はお読みください。

セミナー後、セミナーに参加した人だけが参加できるワークショップでは、約半年間、月1回のワークショップを受講しながら、そこで学んだことをもとに新しいサイトを作るという体験をしました。

テーマ選びやサイト構造の考え方など、講師に質問をしたり、受講生同士で話し合ったりしながら、サイト作りに取り組むというのは、初めての体験でした。

約半年、ワークショップに出るために毎月名古屋から神戸まで通い、受講費だけでなく交通費もそれなりにかかったけれど、参加して良かった!と心から思っています。

 

そのワークショップで私が作ったサイトが「子どもの習い事」ガイドです。

亀の歩みで、まだ未完成していないのですが、学んだことを生かしておかげで、それまでに作ったことのあるサイトやブログとはまるで違うものができました。

見てもらえば、いわゆる「更新型ブログ」とはまるで違うのがわかるはずです。

このサイトは、「こまめな更新やメンテナンスが要らないサイト、情報が古くなりにくいサイト、長年にわたってたくさんの人の役に立てるサイト」を目指して作っています。

 

こう書くと、「更新型ブログはだめなの…?」と思われるかもしれません。

私はブロガーでもあって、書くことが好きなので、「更新の必要のない、積み重なるサイト」こそが最高、とは思っていません。でも、更新を前提とするブログを複数同時に運営していくのは、なかなか大変なものです。

だからこそ、ブロガーさんには「こまめな更新が要らない完成型の情報サイト」を、「更新を前提とするブログ(私の場合は雑記ブログ)」と並行して所有することをおすすめしたいと、個人的には思っています。

(私が旅ブロガー・旅ライターとして海外を旅している間、所有しているサイトからアドセンス収入が入り続ける状況は非常にありがたい状況です。旅の最中はほぼ執筆・新規記事投稿ってできませんから。)

「子どもの習い事ガイド」は、まだ記事数も少なく、大きな稼ぎになっているとは言えませんが、とても安定感があると感じていて、この先ゆっくりとでも記事を入れてPVを伸ばしていけば、収入の柱の一つになってくれるのではないかな、と思っています。

セミナー&ワークショップの内容が書籍化

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

 

さて、そんな幻の(?)クローズドセミナーとワークショップがこのたび書籍化され、日本実業出版社より2018年11月20日に発売されます。

 

Google AdSenseは、自分(自社)のWebサイトに広告を掲載することで収益を得ることができ、企業や個人を問わず、多くのサイト運営者が自分のサイトを「広告メディア」として活用しています。
そんななか、入門書は数多くあるものの、初級レベルから脱し、「稼ぎ続ける」ための内容を紹介するような1歩先を解説したノウハウ書はこれまでありませんでした。
そこで、AdSenseでメシを食べてきた(マネタイズしてきた)その道のプロ4人による、「10年先も稼ぎ続ける」ための実践的なノウハウと考え方を紹介します。
すでにGoogle AdSenseの基本を習得し、毎月1万〜30万円ほどの報酬を得ている読者がワンランク上、具体的には月50万円超の報酬獲得を目指すアプローチのヒントが数多くあります。
トップレベルの執筆陣が、以下のような内容を中心に、「サイト運営を事業として成立させ、生活できるだけの収益を安定させる法方」を詳しく解説する、貴重な1冊です。
●収益が安定して伸び続ける「テーマ」とは?
●AdSenseは「SEO戦略」が鍵!
●アクセスが一気に集まる具体的な「サイト構築法」
●収益が劇的にアップする「マネタイズ戦略」
●「オーソリティーサイト」で固定客を呼び込め!
●10年先も安定して稼ぐために……
「なぜあのサイトはうまくいっているのか?」と一度でも思ったら読んでほしい1冊です。
(Amazon内容紹介より引用)
 

本の中で私の運営サイトを事例として(のんくらさんのチャプターとa-kiさんのチャプターに)取り上げてもらっている関係で、発売前にお送りいただき、読ませてもらいました。

ご恵投にあずかったからといって、心にもないお世辞を言う気はありませんが、この内容をわずか1,850円(税別)で読むことができるのですから、サイト運営をしている人ならともかく読んで!と声を大にして言いたいです。

ただし、「ワークショップ受講者たちが数万円の受講費+交通費をかけて得たのと同じものを2,000円足らずで手に入れられる。」とは言いません。

私はあのセミナーとワークショップを受講して、実際に手を動かして試行錯誤をしたという経験の上でこの本を読んでいるので、仮にその経験を抜きにこの本を読んだとして、果たしてどこまで理解できたかな?と思うからです。

一回読んだだけで完全に理解して再現できたら、みんな稼げてますよね……。

 

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]の内容

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

 

『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』は全288ページのボリュームです。チャプター1~チャプター6に分かれており、内容は以下の通り。

・CHAPTER_1 長期間アクセスが集まり続ける「テーマ」の選び方(のんくらさん)

・CHAPTER_2 アクセス数を安定させる「SEO戦略」(のんくらさん)

・CHAPTER_3 読者にも検索エンジンにも好まれる「サイト構築法」(のんくらさん)

・CHAPTER_4 稼ぎ続けるための「AdSense」の運用方法(石田健介さん)

・CHAPTER_5 「オーソリティーサイト」になって信頼と権威を積み重ねよう(a-kiさん)

・CHAPTER_6 10年先も安定して稼ぐために(のんくらさん)

*

すでにたくさんの方が『Google AdSense マネタイズの教科書』の書評を書いているので、ここで詳しく紹介することは省きますが、Google AdSenseでマネタイズできるサイト、末永く生き残り収益を生み続けるサイトを作りたいと思うなら、チャプター1をじっくり時間をかけて読むことをおすすめします。

この本の、というより、のんくらさんのサイト作りに対する考え方のエッセンスが、このチャプター1に詰まっていると思うからです。

正直なところ、セミナー&ワークショップを受けていない人がこのチャプター1を読んだところで、適切なテーマ選びができるかというと、難しいでしょう。

それでも、(程度の差はその人の経験値や理解度によって異なりますが)視点が切り替わる感覚を味わうことができると思います。

これ、本来はサイト構築の話なのですが、個人的には更新型ブログの一記事にも生かせる内容だと感じてます。以下ツイートした記事みたいな感じ。

これが正解じゃないけど(ブログの一記事だけでは本で説明されていることを再現できないから)、私は、「これからする人のために」の意識を持ち続けると、よいコンテンツが生まれるという考え方に絡めて解釈しています。

だから、ブロガーさんで、記事を書着続けることが楽しいという人であっても、この本から吸収できることはあるはずです。

正直、私はサイト構築よりも文章を書くほうが好きだし、「ブログ更新に疲れている方にこの本はおすすめ!」と言われても、「私はブログを更新するのが好きなんですけど、いけませんか?」と言いたくなります。(ごめん、a-kiさん…)

そんな私みたいな人は、もしかしたら「なんか発売前からベストセラーですごい本みたいだけど、私はブロガーだから or アドセンスやってないし or アドセンスで稼げるとは思えないから、私には関係ない本だろう」と思うかもしれません。

でも、それはちょっともったいない! 別にこの本に書いてあることをまるまる取り入れて真似する必要はないんです。「そういう方法があるのは分かった、そういう方法が適している人、あるいはテーマがあるのも分かった、でも(その上で)私はこうしたい。」で全然かまいません。

今まで自分がやってきたことを否定する必要も、無理に変える必要もないです。ただ、ちょっとした視点の切り替わりを実感することで、いろいろな可能性が広がると思うのです。

「視点の切り替わり」は、自分一人でコツコツと作業をしているだけでは、実感しにくいものです。実感できない、とは言いませんが、何かきっかけがあると、グイッと大きなスイッチングが起こるときがあります。

全員が全員とは言いませんが、この本はそのきっかけになりうる本でしょう。

 

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

 

チャプター3は、漠然としてわかりにくい「良質なコンテンツとはなんぞや」という話を、具体的に「良質なコンテンツに必要なもの」を①~④まで挙げて、解説してくれています。

また、チャプター3のp.108~109では、ブロガーさんが意識しにくいまとめページと階層の考え方が書かれているのですが、この考え方に基づいて作ったのが、「集中力がつく子どもの習い事」や「子どもの習い事一覧表」のページです。

これらのページにある個別のコンテンツページがどのディレクトリに属しているかというと……、あぁ、ちょっと書きすぎですね。詳しくは書籍のチャプターを読んでください。

ちなみに、p.110~p.111には私のサイトを事例として挙げてもらっています。

 

チャプター4は元Google AdSenseチームに石田健介さんによる、市場動向や最新プロダクトの状況、実装方法、効果測定の解説です。「理論的よりは感情的で、分析が苦手」なタイプ(私を含む)は、じっくり読む必要がありそうです。

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

 

チャプター5には、a-kiさんによる「オーソリティーサイト」の構築術が書かれています。私はa-kiさんの電子書籍も拝読していますが、より洗練されたわかりやすい内容になっている、と感じました。

チャプター5のp.253に出てくる「横串」の話は、先ほどリンクを貼って紹介した子どもの習い事サイトのまとめページの例にも言えることでしょう。

このあたりは、のんくらさんのチャプターと重なる部分がありますが、のんくらさんのチャプターを読んだ後に読むことで、より一層理解が深まると思います。(さすがのチャプター配置!)

a-kiさんのチャプターでも、私のサイトのとある1ページについて取り上げてもらいました。フロー情報をストック情報として生かした例で、a-kiさんの推奨する「繰り返し使われるツール」になれているページかなと思います。

(私がa-kiさんに褒められたのは後にも先にもこのページだけかと^^;)

 

そして、最後のチャプター6ではメンタルの保ち方、サイトが安定する情報が集まる思考について書かれています。また、躓きそうになったときの対処法は、多くの人を勇気づけてくれることでしょう。

誤解を恐れずに言えば、のんくらさんは最初からすごい人だったわけではないと思います。たくさんたくさん考えて、試行錯誤を繰り返して、諦めずに続けてきたからこそ、とんでもないところにたどり着くことができたのでしょう。

 

私自身は、決して特別な才能があるわけではありません。それでも、こうして15年、変化しつつもサイトを作ること、情報を発信することを続けてきたから、今こうして好きなことを仕事にできているのだと思います。

「こんな私にできたのだから、あなたにもきっとできます。」とはいいません。(私はそう言われても「あなたと私は違うから」と思ってしまうので。)

けれど、もしあなたがサイトを通じてやりたいことがあるなら、刹那的ではない「積み重なるサイト」「資産になるサイト」を作るために、ぜひ『Google AdSense マネタイズの教科[完全版]』を読んでください。

きっと一読しただけでは理解しきれないと思うので、手もとに置いて、繰り返し読むことをおすすめします。